平沢のBLOG七発目(THE TRUE COST)

お久しぶりです。平沢です。

映画はあまり見ないのですが、久しぶりに映画を見てきました。

その内容がとてもショッキングといいますか、考えさせられるものだったのでちょっとここでもご紹介させて頂きます。

 

映画の題名は「THE TRUE COST」

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もしかしたら既にご覧の方もいるかと。

 

副題にもある通り、ファストファッションブームの中で巻き起こったさまざまな問題について迫るドキュメンタリー映画です。

 

2013年にバングラディシュのラナ・プラザという縫製工場で起こったビル倒壊事故。この事故は1000人以上の死者と3000人以上の負傷者を出すという服飾産業の歴史で最も最悪の事故だったそうです。監督のアンドリュー・モーガン氏はこの事故をきっかけに華やかなファション業界の裏側に潜む闇に迫りました。

 

現在バングラディシュには世界中の洋服メーカーの下請け工場があり、従業員たちが低賃金で何時間も労働させられています。この事故も事前にビルに亀裂が入っているなど、倒壊の前兆があったにも関わらず、メーカーからの納期を守るため仕事をさせられたことで犠牲者を大量に出してしまったようです。

工場のオーナーは欧米の洋服メーカーから安い工賃での生産を要求され、断れば仕事を失ってしまう状況の中、早い納期を守るため過酷な労働条件で従業員を働かせざるおえない状況があるのです。

 

また、インドでは皮革工場で使用された化学薬品によって川が汚染され、村人たちの多くに皮膚病や障害が出ているそうです。

その他にもコットンを大量生産する過程で使用された農薬によって汚染された土地の問題や、カンボジアの服飾工場で働く人々が最低賃金の改善を訴えデモを行ったところ、治安部隊によって鎮圧され、なんの罪もない人々が逮捕、殺害された事実がなまなましく撮影されています。

 

大量生産、大量消費の中で苦しむ途上国の人々。

映画の中でバングラディシュの縫製工場で働く若い女性が「人々の血で作られた洋服を着てほしくない」と泣きながら語る姿が印象的でした。

安い服がなぜ安いのか、誰がこの服を作っているのか。こんなことを考える人は少ないでしょう。

1枚1,000円のシャツの裏側でたくさんの人々の生活が脅かされており、彼らの命や生活の保証などこのシャツのコストには入っていないのです。

1,000円で買ったシャツは安かったからとすぐに捨てられ、また違う安い服を買う。企業はもっと売り上げを増やすために生産コストを削り、結果として実際に縫製している途上国の人々は賃金を削られ、過酷な労働条件の中仕事をさせられる。

このような悪循環がこのファストファッションブームの中で起こっている現実でしょう。

 

食べ物には意識が高くなっていますが、なぜ着るもは気にしないのでしょうか?

食事は環境や健康に良いものをとっていても、ファッションは安い服でどこで作られているかも気にしない。そんな人が多いような気がします。

 

僕たち売る側もこれはどこで、誰が作っているのか、まだ意識が低いようにも感じました。買う側、売る側ともに意識を変えなければ永遠に解決しない問題と感じました。

 

何が出来るかはわかりませんが、まず現実を知ることからスタートすれば良いと思います。

渋谷のUPLINKで上映中ですので、是非見に行ってみてください。

  

MAIDENS SHOP 平沢